設計思考

Design & Plan Policy
デザインと設計ポリシー

建築は完成すると、使う人・住まう人の生活・街並み・資産形成・環境など色々な事に波及していく存在になります。
「壊れにくく、永年親しまれる建築を残していく」と思いながらデザイン・設計をしております。

住宅建築
間取り・基本コンセプト
「風通しや陽当たりが良くて快適な家がいい」皆さん共通のご要望を叶えるために土地の特性・環境を把握し、「どのように暮らして行きたいか」をしっかりと伺いながら設計提案しております。
プランニングをする前に伺いたいのは、部屋の数と広さ・車のサイズ・収納容量・インテリアテイスト・設備仕様・・・これらは基本的な事項に過ぎません。
伺いたい事・提案したい事は、家族みんなの居場所と個々の居場所・平日と休日の生活スタイル・戸外空間との繋がり・季節や1日の変化の取り入れ方・家事オペレーションなどなど。
楽しく心地よく暮らせる間取りを追求します。
抽象的な「気持ち良い場所は?心地良い時間は?」ということを具現化します。お子さん達にも楽しく思い出に残る家にしたいですね。

基本性能
安全性・耐震性・耐久性(劣化しにくくメンテしやすい)は基より、四季を通じて快適な環境になるよう設計します。
近年、高断熱・高気密・省エネ性が当たり前になっておりますが、単に密閉していて合成素材満載の住宅が散見されます。
木造で設計する場合は当事務所では、なるべく断熱材に調湿機能のあるセルロースファバーを、壁・天井の仕上げ材にも調湿性のある素材を採用しております。
完成写真では表現されにくい調湿性・空気清浄機能・心地良さに繋がる断熱材・素材選びは大切な基本性能の要素と捉えております。

空間表現
「心地良い空気感と癒し」を求めて、素材の良さが引き立ち、手触り感が良く目に優しい、空気を汚さない素材選びを致します。
部分的には良いのですが、絢爛豪華な派手な空間が主題の空間表現は、あまり得意ではありません。使う仕上げ材もデザインもピュアなものから選定。素材の良さと組み合わせて、澄んだ空気感や存在感を表現したいと思っております。
いつまでも飽きない、素材の恵みが享受できる空間提案を目指しており、フェイクな物より本物、ペラペラより無垢な素材を推奨します。

外観デザイン
シンプルでありながら、風格と威厳のある顔立ち。
内部空間同様、深みのある表情、無垢な形、飽きない形を意識してデザイン。
「柔らかくて、芯がある。」「綺麗でかっこいい。」デザインを目指しています。
窓配置のバランスや雨どいの見え方などにも気を配ります。
排気口・排水管・電線などデザイン上ノイズになる部分はなるべく表に出ない様に意識して設計。細かいことですが、大事な要素です。

資産価値
土地代や建築費など、住み始めるのに掛かる費用は見通しがつきやすいのですが、住み続ける費用、子供の成長、家族との別れ、相続、売却、解体など、家という資産をどのように運用していくか?という長期的な計画も視野に入れつつ設計を進めてまいります。

公共・商業系建築
空間創り
運営サイドと訪れる人、それぞれの視点で使いやすくメンテしやすい、清潔感や楽しい演出のある空間を目指して設計。不特定多数の人の出入りがあることから安全性・機能性・耐摩耗性に配慮のある空間構成・素材選びを致します。
「感動した!楽しかった!また来たい。」と思える、親近感の湧く空間設計を心掛けております。

基本性能
オーナーが所有・管理する建物本体(スケルトン)には耐久性を持続させ、メンテのしやすい構造体・仕上げ・設備を選定します。

分譲住宅
敷地分割・ボリュームスタディ・間取り・魅力造り・デザイン・コストを考慮した、建て売り・売り建て住宅の企画設計を行います。「安さが魅力」ではなく「空間力」や「機能性」で付加価値をつけて価値を昇華。併せて事業性も高めて行きます。複数棟を同時に建築する場合、いつも以上に街並みへの影響も考慮して設計を行います。「街並み良し、住み手良し、事業良し。」を考えながらスピーディーに慎重に、設計を進めてまいります。

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